グルメライターが教える美味しいお店。

2018.10.11

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おもてなしの心が光る名店。栄にある寿司屋「すし昇」


栄でおもてなしをお考えの方に。美味しい寿司屋「すし昇」

格式高いイメージがある「回らないお寿司」。高級感に気後れする方もいらっしゃると思います。
そこで、肩肘張らずに楽しめる素敵なお寿司屋さんをご紹介。名古屋市栄にある「すし昇」です。

店内はカウンター7席のみ。絶えず気配りができるように、そして「目の前で楽しむ皆様の笑顔を大切にしたい」という店主さんの思いから、この席数だそうです。心づかいが嬉しいですよね。その店主さんの熱い思いは、お寿司にも込められています。食材選びから下ごしらえ、一貫を出すまでの行程全てにおもてなしの心がぎっしり。
例えば、シャリ。お米は地元愛知産の“あいちのかおり”を使用しています。ツヤがあり、適度な甘味でクセがなく、名前の通りの「香るように芳醇な味わい」です。
存在感と食べごたえのあるこのお米を、一粒一粒立ち上がるようにふっくらと炊きあげてくれます。
ネタの味をひきしめ、お米にツヤを与えてくれるお酢は、赤酢にお米と林檎の雑穀酢を独自にブレンド。赤酢の旨味に雑穀酢の香りがバランスよく調和されています。素材の甘味を引き出す役割の塩には、能登の粗塩。不思議と塩辛くもなく、味に深みを持たせてくれます。これらお米、酢、塩を、ネタに合うように「シャリ切り」をするわけですが、結果、絶妙な仕上がりになるのがまさに職人技、いや魔法といってもいいかもしれません(笑)。
ネタの脂が溶けて一体感が増す、ベストのシャリの温度は人肌です。それを保てるようにこまめにおひつに入れ替えているというのも、おもてなしの心が光るポイントですね。そしてお米が一粒ずつホロリとほどけるように握るのは、経験あってのもの。その美しさは、百聞に一見にしかず。ぜひお店でご覧あれ!

宴会や接待ならおまかせコースでどうでしょう。特にオススメなのが、“穴子・のどぐろ・ウニ”の握り寿司で締める夜のコース。
一日の終わりに最高級のネタと、それに合う日本酒で締めくくる。日本人で良かったと思える至福の時です。大切な人と共有すれば、きっと距離がより縮まるはず。
機会があれば、ぜひ栄の「すし昇」に足を運んでみてください。

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