名古屋の街を訪れるときの楽しみは、わたしの場合、すなわち、
久屋大通の焼肉屋「近江牛 炭火焼 太郎也」に通うことを意味します。
その理由とは―素晴らしい焼肉を満喫できるから。
個性的なグルメも多い土地柄ですが、そのときだけはあえて目もくれません。
名古屋市営地下鉄桜通線・名城線、久屋大通駅1番出口を出て、
お店までスタスタ歩く際のワクワク感。
つまり、あっさりと我が鉄の胃袋をつかまれてしまったわけです。
こだわり抜いているのは、近江牛、しかもA4、5ランクの去勢牛に特化して厳選しているところです。
実家の50年以上続く精肉店から、肉質、調和のとれた赤身と脂身の配合などを見極め、
日々、新鮮なものを仕入れているんだとか。
子供の頃からお肉を隣り合わせにして暮らしてきた経験が、
間違いなく今の確かな「目利き」を培ったのでしょう。
備長炭の遠赤外線効果によって、選び抜かれた部位がさらに
ワンランク上のレベルへと引き上げられていくさまは、毎回のごとく唸らされます。
「特選サーロインステーキ」や「極上厚切りヒレ」の2大スターメニューは、
訪れたら確実に注文したい逸品。
特徴を踏まえて丁寧に手切りされ、最も美味しくいただける状態で提供されています。
伝統ある自家製付けダレやヒマラヤ岩塩もまた、この味を支える名脇役。
「上カルビ」や「焼きしゃぶ」、「ホルモン盛り合わせ」、さらに「太郎也サラダ」、
「キムチ盛り合わせ」などのサイドメニューも味わい、後ろ髪引かれながらも
「太郎也冷麺」で最後のフィナーレを飾ります。
今度は、「石焼ビビンバ」もあわせて堪能しようと思いつつ。
実店舗で腰を落ち着けて過ごす時間のないときは、テイクアウトの「ひとり焼肉セット」や
月に一度の贅沢としてお昼に「特上サーロインすき焼き弁当」をひそかに愛好しています。
わたしの焼肉に対する愛を育んでくれた久屋大通の「近江牛 炭火焼 太郎也」―
ジャンルを問わないグルメライターから、焼肉オンリーのフォローライターにプチ転職しようかと、
今、本気で思案しているところです。
[店名] 近江牛 炭火焼 太郎也
[住所] 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-22-8
[アクセス] 名古屋市営地下鉄桜通線・名城線「久屋大通駅」1番出口より徒歩3分
[営業時間]
【ランチ】11:30~13:30(L.O.13:30)※平日のみ
【ディナー】18:00~23:30(L.O.23:00)
[定休日] 日曜日
[TEL] 052-951-4129
[店舗ホームぺージ] https://www.ohmigyu-tarouya.com/
[通販・テイクアウトホームぺージ] https://www.kaneko-meat.com/