豊かな四季の恩恵を受け、1年を通して様々な味覚を体験できる和食。
中でも、出汁をしっかり効かせ薄味に仕上げることによって素材の持つ良さを引き出す「京料理」は、日本を代表するご馳走のひとつです。
ここ群馬県伊勢崎市にある、遠く離れた京の味を堪能できる、その名も「京料理 縁」。
広々とした土地に重厚な雰囲気で佇む純和風のお店は上質な雰囲気が漂い、大切な方との食事にも最適。京都の花街を思わせる石畳も趣があり、落ち着いたしつらえは大変好感が持てます。懐石料理を頂くなら、やはり洒脱な空間が期待を膨らませてくれるのではないでしょうか。
本場京都でその腕を磨き、割烹での経験もあるという店主は、なるほど腕の確かな職人です。それでもなお研鑽を積み、店を構えて以来十数年、料理のさらなる進化にも果敢に取り組んでいるのだとか。そんなチャレンジは斬新なメニューに垣間見えます。なんとフォアグラやキャビアなどといった西洋の食材も取り入れた、豪華絢爛な「本懐石コース」は圧巻の一言。結納や顔合わせといった晴れやかな日にも華を添えてくれます。料理は先付から〆のお菓子に至るまで、すべてが美しく芸術的です。
「縁」では、食材や料理との一期一会を大切にして頂きたいと、単品ではなく懐石コースで提供。調理法はもちろんのこと、お出しする順番にまでこだわりをみせ、食材が最も輝けるよう細心の注意が払われています。年間を通して15回ほど変更されるというコースメニュー。四季折々のわずかな変化も見逃さず料理に反映する姿勢に脱帽です。季節を感じられる、この上ない贅沢なひと時をお過ごしください。
これらの料理はお弁当でのテイクアウトも可能。縁の魅力がぎゅっと詰まった「京弁当」は、リーズナブルに上質な料理が味わえると大変人気です。会合や法事などの席にはもちろん、行楽のお供にも最適。お花見や紅葉狩りなど、景色や自然とともに楽しむ京料理は、また違った趣を感じられるためおすすめです。
総じて思うのは、「縁」の京料理とは、まるで舞台を見ているかのよう。料理やお弁当を、日本の四季を表す物語としてご覧になるのも、ひとつの楽しみ方。あなたならどんなストーリーに仕立てますか？
