グルメライターが教える美味しいお店。

2021.10.13

  • かつ丼
  • とんかつ

豚汁との相性もバッチリ!秋田「かつ丼多勝」

写真

 

いわゆるきつね色のものを見かけると、

ついついとんかつのことを思い浮かべてしまう―

それってわたしの「職業病」でしょうかね。

いや、そんなことはありません。

 

だってアレには底知れぬ魅力が備わっているから、

トリコになってしまうのは当然のこと。

美味しさにつられて、今日もまた名店通い―今回ご紹介するのは、

JR羽越本線・新屋駅から車で8分のところにある「かつ丼多勝」

この街で多くの方に愛されてやまない評判のお店です。

 

店内の雰囲気は正統派食堂といった感じで、

お座敷席もあって、家族連れにもピッタリ。

気兼ねなくふだん使いできるこのテイストが何より持ち味となっています。

次から次へと逸品を平らげていくお客さんの姿は、

胃袋を満たす、という食事の原点を思い起こさせてくれます。

 

負けじとこのわたしも、とお気に入りの「上ロースかつ丼」をオーダー。

もどかしい待ち時間を何とか無事に切り抜け、

運ばれてきた熱々の品をまずはじっくり眺めます。

日々の暮らしのいろいろな場面でちらつくのは、

まさしくこのこんがりと揚がったきつね色。

 

食欲をそそる出汁の香りはもちろん、

半熟卵のトロトロ感も絶妙となっています。

はやる気持ちのまま口に入れると、まずは心地いい衣の歯ざわり。

さすが東京の中屋パン粉工場さんで

特注してもらっているパン粉だけのことはあります。

 

旨味が深いのに、あっさりといただけるのが

いつもながら不思議だったのですが、

豚肉の銘柄を知って納得しました。

 

実は、千葉産の「林SPF」というブランド豚を中心に使っているんだとか。

甘みたっぷりでありながら、脂身があくまでライトなのは、

そこに理由があったんですね。

通常のとんかつよりも低めの160度で揚げている点も、見逃せないポイント。

 

丼と豚汁を交互に行き来するシアワセの反復横跳び―フットワークを軽くして、

あなたも秋田の「とんかつ多勝」を訪ねてみませんか?

わたしと同じように、すっかりお腹も心も満たされますよ。

 

[店名] かつ丼多勝(かつどんたかつ)
[住所] 〒010-1613 秋田県秋田市新屋朝日町12-14
[アクセス] JR羽越本線「新屋駅」より車で約8分
[営業時間]
【昼】11:00~14:00
【夜】18:00~21:00
※夜は日曜日以外営業
[定休日] 不定休
[TEL] 080-8207-5359
[ホームぺージ] https://www.takatsu3150.com/katsudon.html

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